世界・楽器巡り
近郊の音楽大学へ。
大学内にある楽器の資料館を見学させていただいた。
資料館のドアを開けると
「ティルゥルゥルゥ~~ン♪♪♪」
とても良い音がする。
ドアセンサーの音かな?と思ったが、
この良い音は頭上から鳴っていることに気付いた。
見上げると「小型の箱型ハープ」があった。
ドアに「ピック」の様な物が取り付けられ、
開け閉めの際にハープの弦がハジかれる仕組みとなっていた。
すばらしい。
資料館は日本の楽器(琴、三味線など)は勿論、世界各地の楽器を沢山所蔵している。
まずは西洋楽器コーナーから見学。
100年以上前のピアノやハープシコードが沢山展示されている。
面白かったのはピアノに「ランプ」が付いていることだった。
そのランプは油を注すタイプのものだが、デザインが洒落ていて
なんか「ルネ・ラリック」みたいなの。
職員の方に聞くとこの時代のピアノには
ランプや蝋燭の台が付いてるものが多いとのこと。
プレイエルのアップライトピアノが試奏できるとのことだったので、
楽器についての説明を受けたうえ音を出させてもらった。
ショパンはプレイエルのピアノを好んでいたようで「体がしんどい時はエラール(プレイエルと共にフランスの有名なメーカー)ではなく、私はプレイエルを弾く」と知人にも手紙で書いていた、と職員の方から説明を受けた。
「何でショパンはプレイエルを選んだのでしょうか?」と職員の方に問うと
「エラールは弾くのにエネルギーがいりますがプレイエルはやさしい音色なので、そこがショパンの体調の悪い時に弾きやすかったのではと解釈しています」とのこと。
エラールは「マーシャル」でプレイエルは「フェンダー」的と俺は解釈することにした。
プレイエルの横に非常に背の高いアップライトピアノが展示されている。
その縦に伸びた部分は「カーテン」が張られており、
俺はそのカーテンの内側が気になった。
職員の方に「この内側は一体どうなっているのですか?」と質問したところ、
特に何もないとのこと。単にヴィジュアル的な面でカーテンが張られていたようだ。
昔のピアノの「練習器具」も見つけた。
ひとつはコンパクトな木の鍵盤でわかりやすいのだが、
もうひとつのものは見た目が「医療器具」のような鉄製のものだった。
「これはどういう風に使うものですか?」と質問したところ、
それぞれ独立した部位を5本の指にネジで固定しはめ、指を動かして使うとのこと。
早速装着させてもらった。
付けてみた途端、俺は「シザーハンズ」になっていた。
しかも物凄く動かしにくい。
「とても動かしにくいですね」と職員の方に言うと
「そうですね、これは逆にピアニストの指を痛めると思います」とのこと。
職員の方に「何か楽器をやられているのですか?」と聞かれたので
「エレキギターを弾いています」と返答したところ、
大昔のギターを展示しているコーナーに案内された。
ギター(リュート?)が何本か展示されている中、
ギターなのに「鍵盤」が付いている不思議なギターを見つけた。
鍵盤は指板部分ではなく、
通常ピックでハジかれる部分(指板~ブリッジ間)に設置されている。
「何で鍵盤が付いているのでしょうか?」と職員の方に問うと
「昔の貴婦人たちはギターの弦を直接ハジかれることを好まなかったようです。なので上品に弦をハジくため鍵盤をつけたようです。」とのことだった。
貴婦人たちからするとピックすら使わず親指で直に弦をハジく俺や多くの黒人ブルースギタリストはかなり下品なのだろうな、と思った。
その後、アフリカ方面の民族楽器を展示しているコーナーへ移動。
自分が非常に興味を持っている楽器も展示されていて興奮した。
アフリカの音楽(及び楽器)というとドンドコした「太鼓」をイメージする人が多いと思うけど、アフリカの「弦楽器」の音楽は非常に面白いものが多い。
それら弦楽器も色々な種類のものが展示されていた。
楽器はガラスケースの中に入っているので触れることはできないのだが、
展示されている横にMDが設置されており、それで各楽器の演奏を聴くことができた。
時間はかかったがアフリカ楽器のMDはすべて聴いてきた。
そして、
他地域の楽器を観たり、自国の琴や三味線を試奏したりした。
贅沢な一日だった。
ところで、
昨日はスライ&ザ・ファミリーストーンが来日公演をBLUE NOTEでおこなったようだが、
「芸能人」は優先的に入れるようですね。
ストーンズやツェッペリンもそうだけど、本当に人生が変わるくらい彼らに影響を受けた
ミュージシャンの連中はコンサートの場にも入れず、
「芸能人」が優先的に入れるっておかしなことだ。
「暴動」ってのはどう思う?って現在のスライに聞いてみたい。
LIVE071213
LIVE EDITION