小宇宙

 盆栽苑へ行った。

色々な盆栽が展示されていた。
150年ものは当たり前、中には250年ものまである。
250年前というと宝暦の時代か・・・
自分と同い年くらいの盆栽はまだまだ若造の部類だ。

盆栽の横には花や草が置かれている。
その中でも非常に気になる花があった。
まるで鳥のような綺麗な白い小さな花だ。

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盆栽苑内の建物の中で盆栽家の方が盆栽を手入れしていた。
建物の中には小さな床の間があり、左に立派な盆栽が置かれていた。
右にはあの白い花が置かれており、中央には額が飾られている。

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盆栽家の方に白い花の名称について質問した。
白い花は「鷺草」という花だった。
花はまさに鷺が飛んでいく姿だった。
「盆栽をやられているのですか?」と聞かれ
「いえいえ、やっていませんが興味はあります」と返答すると
盆栽について色々レクチャーをしてくれた。
(後で知ったが盆栽家の方は皇居の盆栽も手がけている方だった)

その中でも面白かったのが、
「盆栽はあえて不等辺三角形の形でつくります。
そしてその盆栽は右に流れを出したり、または左に流れを出していったりします。
その床の間に置かれている盆栽は右に流れを出しているものなので左端に置いているのです。
右に流れを出している盆栽に対して流れを止めるものを置きます。
それが中央に置かれた額(または掛け軸)や右に置かれた花(鷺草)なのです。
盆栽の流れっぱなしは良くないと考えられるので、これらの物を配置し、全体として中和させているのです。」

自分はこの話に物凄い「日本の美意識」を感じた。
それに、自分のやっている音楽や他の色々な事にも置き換えられる話だなぁ、と思った。

他にも色々教えていただき、再度盆栽苑を一周した。

さきほど周った時とは違った見方ができ、面白かった。