小宇宙
盆栽苑へ行った。
色々な盆栽が展示されていた。
150年ものは当たり前、中には250年ものまである。
250年前というと宝暦の時代か・・・
自分と同い年くらいの盆栽はまだまだ若造の部類だ。
盆栽の横には花や草が置かれている。
その中でも非常に気になる花があった。
まるで鳥のような綺麗な白い小さな花だ。

盆栽苑内の建物の中で盆栽家の方が盆栽を手入れしていた。
建物の中には小さな床の間があり、左に立派な盆栽が置かれていた。
右にはあの白い花が置かれており、中央には額が飾られている。

盆栽家の方に白い花の名称について質問した。
白い花は「鷺草」という花だった。
花はまさに鷺が飛んでいく姿だった。
「盆栽をやられているのですか?」と聞かれ
「いえいえ、やっていませんが興味はあります」と返答すると
盆栽について色々レクチャーをしてくれた。
(後で知ったが盆栽家の方は皇居の盆栽も手がけている方だった)
その中でも面白かったのが、
「盆栽はあえて不等辺三角形の形でつくります。
そしてその盆栽は右に流れを出したり、または左に流れを出していったりします。
その床の間に置かれている盆栽は右に流れを出しているものなので左端に置いているのです。
右に流れを出している盆栽に対して流れを止めるものを置きます。
それが中央に置かれた額(または掛け軸)や右に置かれた花(鷺草)なのです。
盆栽の流れっぱなしは良くないと考えられるので、これらの物を配置し、全体として中和させているのです。」
自分はこの話に物凄い「日本の美意識」を感じた。
それに、自分のやっている音楽や他の色々な事にも置き換えられる話だなぁ、と思った。
他にも色々教えていただき、再度盆栽苑を一周した。
さきほど周った時とは違った見方ができ、面白かった。
世界・楽器巡り
近郊の音楽大学へ。
大学内にある楽器の資料館を見学させていただいた。
資料館のドアを開けると
「ティルゥルゥルゥ~~ン♪♪♪」
とても良い音がする。
ドアセンサーの音かな?と思ったが、
この良い音は頭上から鳴っていることに気付いた。
見上げると「小型の箱型ハープ」があった。
ドアに「ピック」の様な物が取り付けられ、
開け閉めの際にハープの弦がハジかれる仕組みとなっていた。
すばらしい。
資料館は日本の楽器(琴、三味線など)は勿論、世界各地の楽器を沢山所蔵している。
まずは西洋楽器コーナーから見学。
100年以上前のピアノやハープシコードが沢山展示されている。
面白かったのはピアノに「ランプ」が付いていることだった。
そのランプは油を注すタイプのものだが、デザインが洒落ていて
なんか「ルネ・ラリック」みたいなの。
職員の方に聞くとこの時代のピアノには
ランプや蝋燭の台が付いてるものが多いとのこと。
プレイエルのアップライトピアノが試奏できるとのことだったので、
楽器についての説明を受けたうえ音を出させてもらった。
ショパンはプレイエルのピアノを好んでいたようで「体がしんどい時はエラール(プレイエルと共にフランスの有名なメーカー)ではなく、私はプレイエルを弾く」と知人にも手紙で書いていた、と職員の方から説明を受けた。
「何でショパンはプレイエルを選んだのでしょうか?」と職員の方に問うと
「エラールは弾くのにエネルギーがいりますがプレイエルはやさしい音色なので、そこがショパンの体調の悪い時に弾きやすかったのではと解釈しています」とのこと。
エラールは「マーシャル」でプレイエルは「フェンダー」的と俺は解釈することにした。
プレイエルの横に非常に背の高いアップライトピアノが展示されている。
その縦に伸びた部分は「カーテン」が張られており、
俺はそのカーテンの内側が気になった。
職員の方に「この内側は一体どうなっているのですか?」と質問したところ、
特に何もないとのこと。単にヴィジュアル的な面でカーテンが張られていたようだ。
昔のピアノの「練習器具」も見つけた。
ひとつはコンパクトな木の鍵盤でわかりやすいのだが、
もうひとつのものは見た目が「医療器具」のような鉄製のものだった。
「これはどういう風に使うものですか?」と質問したところ、
それぞれ独立した部位を5本の指にネジで固定しはめ、指を動かして使うとのこと。
早速装着させてもらった。
付けてみた途端、俺は「シザーハンズ」になっていた。
しかも物凄く動かしにくい。
「とても動かしにくいですね」と職員の方に言うと
「そうですね、これは逆にピアニストの指を痛めると思います」とのこと。
職員の方に「何か楽器をやられているのですか?」と聞かれたので
「エレキギターを弾いています」と返答したところ、
大昔のギターを展示しているコーナーに案内された。
ギター(リュート?)が何本か展示されている中、
ギターなのに「鍵盤」が付いている不思議なギターを見つけた。
鍵盤は指板部分ではなく、
通常ピックでハジかれる部分(指板~ブリッジ間)に設置されている。
「何で鍵盤が付いているのでしょうか?」と職員の方に問うと
「昔の貴婦人たちはギターの弦を直接ハジかれることを好まなかったようです。なので上品に弦をハジくため鍵盤をつけたようです。」とのことだった。
貴婦人たちからするとピックすら使わず親指で直に弦をハジく俺や多くの黒人ブルースギタリストはかなり下品なのだろうな、と思った。
その後、アフリカ方面の民族楽器を展示しているコーナーへ移動。
自分が非常に興味を持っている楽器も展示されていて興奮した。
アフリカの音楽(及び楽器)というとドンドコした「太鼓」をイメージする人が多いと思うけど、アフリカの「弦楽器」の音楽は非常に面白いものが多い。
それら弦楽器も色々な種類のものが展示されていた。
楽器はガラスケースの中に入っているので触れることはできないのだが、
展示されている横にMDが設置されており、それで各楽器の演奏を聴くことができた。
時間はかかったがアフリカ楽器のMDはすべて聴いてきた。
そして、
他地域の楽器を観たり、自国の琴や三味線を試奏したりした。
贅沢な一日だった。
ところで、
昨日はスライ&ザ・ファミリーストーンが来日公演をBLUE NOTEでおこなったようだが、
「芸能人」は優先的に入れるようですね。
ストーンズやツェッペリンもそうだけど、本当に人生が変わるくらい彼らに影響を受けた
ミュージシャンの連中はコンサートの場にも入れず、
「芸能人」が優先的に入れるっておかしなことだ。
「暴動」ってのはどう思う?って現在のスライに聞いてみたい。
映画
レス・ポールの映画を観て来た。
監督のジョン・ポールソンが何故この映画を撮ろうと思ったかというと
「ほとんどの人はレス・ポールが誰なのか、昔の埃をかぶった名前という程度の認識しかない。音楽史において非常に重要な役割を担ったこの人物についてもっと知ってもらうことが私の使命だと感じ、それがこの映画に対する原動力になった」とのこと。
5年前、ニューヨークに演奏しに行った際にレス・ポールを聴きに行った。
エレクトリックギターを弾いてる自分にとってレス・ポールの元に行くのは
イスラム教徒がメッカへ巡礼に行くようなものだった。いつかは行きたいと思っていた。
(レス・ポールがどこで演奏してるかという情報はダモさんの弟のHIROさんから教えてもらった)
俺はレス・ポールの真ん前、目と鼻の先で彼の演奏を聴かせてもらった。
終演後、レスに「今日は楽しめたかい?」と聞かれ、
俺は下手な英語で「もちろんです、最高でした」というようなことを答えた。
レス・ポールは93歳になった今でもニューヨークのあの店でライブをしているとのこと。
もう一度聴きに行きたい。
映画後半、レス・ポールの母親の100歳の誕生日祝い(長生きの家系)で
レスと彼の母親が一緒にビールを飲み「お母さんの好きな曲を弾くよ」というシーンで
レスが演奏する「Over The Rainbow」が流れるのだけれど、
あの艶のある音はエレクトリックギターの最高の音の一つだと感じた。
YOUTUBEにて近年のレス・ポールが出演してるビールのCMを見つけました。
坂の多い土地
自転車で走行中ギアを変えると、途端にケーブルが「バシッ」という音と共にはじけ、
中のワイヤーが剥き出しになり、ギアが全く利かなくなってしまった。
俺は自宅から半径20Km程の距離なら自転車で移動する事が多い。
うちの方は勾配のきつい坂が非常に多く、今日も坂を何度も越してここまで来ている。
おまけに一升瓶を2つと他色々な缶詰や食品を入れたリュックを背負っている。
今日は自宅から離れた所に買出しに来ていたのだ。
帰り道には下り坂もあるが、長い坂を上らなければならない。
その中でも特に勾配のきつい坂がある。
1番軽いギアを使って上っても相当キツいのに、
ギアは重目の設定のまま壊れてしまっている。
近々埼玉県までサイクリングに行く予定だし、
自転車を降りずにトレーニング代わりでこの「激坂」を上りきってみた。
とてもしんどい。
普段ギアを使い分ける走行をしているので、
固定のギア(しかも重い)でこの長い激坂を上るのはこんなに厳しいものか、と
早々に思った。
こうなったら必殺「立ちこぎ」しかない。
体の中心は揺らさず、自転車は左右に大きく振って激坂を上っていく。
激坂は途中で一旦緩やかになり「あー、よかった~」と安心させておいて
「残りはどのくらいかな~」と見上げると、
そこから更なる超勾配の上りが続くという精神的にキツいものだ。
俺は坂の頂上を見るのはやめた。
こういう時は自分の少し前を見てモクモクとこぎ続ける方が楽だ。
そうこうするうちに頂上に着いた。
そこからは下り坂で快適だった。
そのまま近所の大きな川を見に行った。
早朝まで近年稀な大雨と雷が続いたから大変な事になってるのではないか、と
気になっていたからだ。
でも自分が思っていたほど大事にはなっていなかった。
それでも「ゴッー」という大雨の後の川の音が辺りに轟いていた。
しばらく川の音を聴いていると対岸の空から稲光がしてきた。
家に帰ることにした。
いぶりがっこ
先日友人から「いぶりがっこ」という食べ物をいただいた。
友人の地元である秋田の特産品とのこと。
「いぶりがっこ」というのは大根の漬け物の燻製なのだが初めて食べた。
これが美味い。
燻製品が好きな自分でもかなりのスモーキーさを感じる。
この「いぶりがっこ」をあてに泡盛、もしくは芋焼酎など飲むとグングン進んでヤバイ。
時々モロキュウをかじりリセットし、
再び「いぶりがっこ」をかじるとターボがかかった様な感じになる。
そういえば最近は「ターボ」や「スーパーチャージャー」って聞かないなぁ。
ガソリン高騰+温暖化対策のこの時代では化石なのか。
(が、このあいだ表参道でアメ車+ボンネットに剥き出しの「スーパーチャージャー」を積んだまるでMAD MAX仕様な車を見かけた)
匂いのある食べ物というのは好き嫌い分かれるけど、
ハマる人はどっぷりハマるものだと思う。
個人的には無味無臭って物にはそんなに興味がない。
再会
先日のイベント終演後、
ギターをしまっているとお客さんから話しかけられた。
次回のライブの話などをしていると突然「○○小学校に行ってませんでした?」と聞かれた。「?!」彼の目をしばしの間見つめてハッと誰だか思い出した。
彼は小学校の時、一番仲の良かった友人だった。
10代後半までは付き合いがあったのだけれど、急に連絡が取れなくなってしまい
それ以来、ずっーと気にしていた友人だった。
その友人が約20年ぶりに突然目の前に現れた。
何でも新宿のライブハウスで俺の名前を見かけ、
もしやあの宮下ではないか?とイベントに来てくれたとのこと。
そういえば、自分が初めてコンサートに行ったのも彼とだった。
こういう事があると、ギターをまだ弾き続けていて良かったと思う。
ところで、
明日25日はKFJCというサンフランシスコのラジオ局のイベントにてソロをやります。
2日間にわたるイベントの模様は生中継で放送されるとのこと。
8月25日(月曜)
@ 大久保EARTHDOM (03-3205-4469)
東京都新宿区大久保2-32-3 リスボンビルB1
開場18:30 開演19:00
前売2,300円 当日2,500円 2日間通し券¥4,000
出演
・魔術の庭
・割礼
・SACHIKO& REIKO A
・SAX RUINS
・kuruucrew
・宮下敬一
8月26日の出演者
・UP TIGHT
・Amazon Saliva
・おにんこ
・田畑満
・川口雅巳New Rock Syndicate
・ASTRO
オランウータンクラン
閉園時間も迫っていたが動物園に行った。
物凄く暑い日だったけど、
前回訪れた際に見ることができなかった動物を見る為に急いで周ることにした。
まずはオランウータン。
オランウータンはこの広くて勾配もきつい動物園の一番奥地にいる。
汗をダッーと掻きながら早歩きでそこへ向かった。
屋外ではなく屋内にオランウータンはいた。
一匹のオランウータンがアメリカの国旗を頭から被っている。
(習性か?暑さのせいか?それともアメリカに対して何か言いたいのか?)
しばらくアメリカ国旗を被ってジッとしていたが
動き出したところを写真に撮った。
写真を見てみると「あれ?こういう感じの画をどこかで見たことがあるな・・・」。
気になって家に戻り調べたところ、こういうジャケットが出てきた。

もう一匹のオランウータンはアメリカ国旗ではなく、頭からドンゴロスを被っていた。
なんかどこかの国の市場の人のようだった。
その後もオオカミやトラなどを見たが、さらに離れた場所にいるアフリカ象を見たかった。
が、アフリカ象の展示時間は過ぎている。
途中、動物園の職員の方にまだアフリカ象は見られますか?と聞いてみると
間に合うかもしれないとのことなので走って向かうことにした。
アフリカ象は部屋に帰るところだった。
「残念、間に合わなかったか」と思っていると
帰りかけの象が戻ってきて自分の近くに来てくれた。
これはうれしかった。
象は俺の近くをウロウロ歩いて再び部屋へ戻りかけるのだけど、
また出てきて自分の近くに来てくれる。
何回もこれを繰り返してくれたが、
閉園時間になったので俺は帰らなければならなかった。
ところで、
今週木曜日に下記催しをおこないます。
宮下+田畑+藤掛 presents vol.3 ″The Day’s Too Bright”
8月21日@ 高円寺Mission’s (03-5888-5605)
東京都杉並区高円寺南4-52-1
http://www.live-missions.com/
料金¥2,000+1drink
OPEN19:00 START20:00
ドリンクは2杯目以降300円で提供。おでん無料サービスあり!
出演
・Wabo-Chao(宮下敬一+田畑満+藤掛正隆)
・魔術の庭
・razooli
Light Show:OHPIA
今回のゲストは………
今年の1月、長年にわたる活動に終止符を打ったOVERHANG PARTY。
その中心人物である福岡林嗣は、更なる轟音と共に夜の闇を突き進む。
新たなるダーク・サイケデリア「魔術の庭」!
グレイトフル・デッドのミッキー・ハートが率いた伝説のワールド・ビート、ディガ・リズム・バンド。その唯一のアルバムに収録されている曲名と同じバンド名を有し、
グルーヴィーでスペイシーなサイケデリック・ジャムを繰り広げる、横浜の誇り「razooli」!
そして話題のライティングチーム”OHPIA”が幻想的な光を投射します!
LIVE071213
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